■昨今、厳しい状況をお聞きする事が多いDUCATI。その初めての展示即売会、ライバルであるBMWとの合同のイベントでどの様な結果がだせるのか?期待と不安をむねに見学してまいりました。
■今回のイベントのポイント
○DUCATIのブースは家族ずれでの来場も多く、年齢層も20代〜40代前後の方が多い印象。BMWは、ほぼ一人での来場が多く、年齢層も40代以上の方が多い印象。
○BMWは来店客が少ない割には、ご成約のステッカーが多かった。なぜでしょう?
○BMW__DUCATIを行き来するお客さんはほぼ皆無でした。
○DUCATIを見に来ているお客さんは、特に無理をして買おうという雰囲気はなく、ただ見に来てみただけという感じの人が多かった様に見受けられます。
○来場バイクの状況からDUCATIユーザーの買い換えという感じはなく、新規でのDUCATIの購入を考えているお客さんが多い感じがしました(DUCATIのウェアー等で来場しているお客さんはほとんど無し)
○ディラーの方に聞いたところ、あの来場数、成約台数ではイベント代はペイ出来ていないだろうと。(台数ははっきりお聞きできませんでしたが2日間で20台〜30台の間と思われます。
○パーツメーカーさんも数社が出店されていましたが今回の様な状況では、次回は?という感じだったと思います。来場数自体が少なかった事もありますが、あまりパーツに興味を持っている客層とは思えませんでした。パーツメーカーさんのブースに人が寄りついていっていませんでした。。
○東京モーターサイクルショーの様な状態を期待するのはコクですが、会場の回りにはほとんどバイクの駐車はありませんでした。
○無料という事もあり、他のビッグサイト内イベント(輸入車ショー他)から流れて来るお客さんもちらほらと、いらっしゃしいました。
■総括
今回のイベントはあくまでも展示即売会でしたが、かなりの数の安いお買い得車両も多数出品されており、購入を考えている人にはまさに『買い』のイベントだったいにも関わらず、BMW、DUCATI共に厳しさを感じるイベントと感じました。せっかく、この様なイベントを行うなら、HDJの様に試乗会もセットにして、既存のユーザーを引っ張ってくるイベントとしての方が良かったかもしれません。ベストシーズンに行ったイベントとしては少々厳しい感じでしたが、これが今の外車マーケットの現状なのかもしれません。
株式会社 堀越
営業2課 仁部 智成
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